2015年5月8日金曜日

【イベント案内】国際博物館の日!!

5月18日は国際博物館の日だと知っていますか?
「国際博物館の日」は,博物館が社会に果たす役割を広く普及啓発することを目的として,ICOM(イコム。世界の博物館関係者で組織される国際博物館会議)によって1977年に制定されたものです。
 この活動に賛同する世界中の博物館では,5月18日を中心に,無料開館,記念品の贈呈,地域連携事業,講演会等,様々な記念行事が行われます。 http://network.icom.museum/international-museum-day

今年のテーマは 〝Museums for a sustainable society” 
「持続可能な社会のための博物館」

 私の働くパチャカマック博物館では5/16(土)国際博物館の日のイベントとして特別ツアーを実施します!!
 普段入れない場所にもいける1日限定の無料ツアーです。(人数限定)

1回目…10時~11時/2回目2時~3時

 内容
●パチャカマックにいる動物を知る(リャマやアルパカ、クイ、毛のないペルー犬)
●プレヒスパニック時代の農業を知る
●パチャカマック巡礼地で選ばれた女性たちが暮らしたACLLAWASIを知る
●周辺コミュニティとのプロジェクトを知る お近くの方はぜひご参加ください♪

 日本にいる方は日本でもいろんなイベントが開催されるようです!
これを機会に博物館を訪れてみてはいかがでしょうか!!

【チャレンジ】リマでのマラソン大会!



更新がおそくなってしまったけれど、

4月28日(日)National Geografic 主催のマラソン大会に出陣!!

コースは4キロと8キロの2コース。

今回は8キロ走ることに!!

San Borjaにあるランニングコースを含む8キロ。

前日にキットを受け取りに行き、Tシャツやシリアルバーをゲット!

今日は朝からお祭りのようで、キャップも無料配布。

日本ではあり得ないけれど、車が完全に通行禁止にはなっていず、警察官が交通整理!
あまり事前告知をしてないこともあり、しらなかった運転手達はなかなか前に進めない苛立ちからクラクションとブーイングの嵐。笑

さらにはマラソンコースも完全に管理されていないことから登録してない人たちも一緒に走ってたりして。笑

無料配布のものはすぐに終了。
Tシャツも大きいサイズからなくなる。

さすがペルー!笑

でも久しぶりに走ってすごく気持ちよかったーー!!

来月にも別のマラソン大会が!

来年にはフルに挑戦したいなー🎶

2015年4月16日木曜日

【別れのとき】家族と離れて暮らすということ





先日、長年病気で倒れていた祖母が亡くなったという知らせを受けました。

私が小学生の頃に倒れてから何年も左半身が動かず寝たきりの生活。
それでもよく食べてよく話すおばあちゃんでした。

訓練中に再び容態が悪くなり、話せなくなり、ご飯も食べれなくなってしまいました。

協力隊に来る前に病院に行き、別れの挨拶をした時。

意識がないはずのおばあちゃんに、
「ペルーに行ってくるよ。またね。」
と伝えると、わたしの方におばあちゃんが何度も手を振ったのです。

涙が止まりませんでした。

私との最期の時だと知っていたかのようでした。


協力隊という日本を離れる二年間。
簡単には日本に帰れない。

二年という歳月は変わらないこともきっと多いけど、
変わることだってきっとたくさんある。

毎日を大切に過ごしたいと改めて思った。
大事な人を大切にしたいと改めて思った。


2015年3月8日日曜日

【SEMANA4】文化省の倉庫に引きこもる。 出土品を保存、保護するということ

今週は毎日文化省の倉庫に引きこもり、
遺跡から発掘された出土品の状態チェックとその保存の作業のお手伝い
 
 
 
今パチャカマック遺跡の博物館が立替工事中のため、出土品を納めておく場所がありません。
 
そのため文化省の倉庫にその品をきちんとした状態で保存するため、段ボールを空け、
中の出土品が湿ってかびていたり、虫が入っていたり、壊れてしまっていないか…
などなど一つずつ丁寧にチェックしていきます。
 
なんとパチャカマック遺跡から見つかった出土品は1,000点以上…‼‼‼
 
パチャカマック遺跡はパチャカマック神を信仰する人たちの巡礼の地であったため、
ペルーはもちろん、エクアドルやボリビア、チリ、アルゼンチンなど周辺の国からも
信者たちが来ていました。
 
そのため神様にささげる奉納品がたくさん発見されています。
 
織物や陶器。
凝った柄や模様、人の顔や魚などすごく可愛らしいものがたくさんあります。
 
そして中には赤ちゃんや犬などが布に包まれ発見されています。
 
一点、一点、出土品には番号がつけられ管理されています。
 
こんな重要な作業を手伝わせていただけるなんて信頼あってのこと。
 
絶対に割ったり、壊したりしないよう神経をとがらせて
慎重に、慎重に…。
 
 
 
いま手に取っているものが
何千年も何百年も前の人たちが神様のために作ったかと思うと、
何百年か前に生きていたかと思うと、
すごくぞくぞくして。
 
ロマンがあるなあと…
 
考古学の魅力を実感した一週間になりました。
 
そしてこの遺跡をより大切に、この魅力をより一層発信していきたいという
モチベーションにもなりました!
 
 

2015年3月3日火曜日

【SEMANA3】遺跡を歩いてみつけたものは…

配属からあっという間に3週間が経過…。
 
 
今週行った、
 
遺跡の観光客向けインフォメーションの張り替え作業
 
敷地が広いので、このバイクの後ろに乗って移動し。


観光に関するインフォメーションや立ち入り禁止の看板の張り替え。
炎天下での作業は結構大変。
 
 
 
 
インフォメーションは遺跡の重要性や歴史を伝える、重要なもの。
 
メンテナンスは大切です。
 
そして遺跡内を歩いていて目につくのが
 
ごみ‼
 
いろんなごみを発見します。
 
たばこの吸い殻は本当にたくさんあります。
 
 
ごみ箱は充分に設置してあるにも関わらず、遺跡内に放置されるごみ。
これは一つの問題。
 
 
 
他にも遺跡への
 
落書き
 
という問題もあります。
 
よくある年代と名前を刻む落書き。
 
これもたくさんあります。
 
今は警備員さんが常時配備され、厳しく見張っているのと、
立ち入りを禁止することで、現在の落書きはほぼありませんが、
何十年も前に石に刻まれた落書きはなかなか消えません。
 
観光で来てもらうことで遺跡の重要性や価値を感じてもらいたい。
 
ということと、
 
遺跡の保全、保護をする
 
というこの両方が大切。
 
 
今週初めにオープンすると言っていた博物館(仮)がようやく土曜からスタート。
やはりペルータイム…
 
新しい博物館ができるまではこの小さな博物館でパチャカマックで発見された
様々な奉納品等のコレクションを見ることができます。
少し小さいですが、中は素敵に仕上がっています。
 
 

 


そして土曜日。
 
文化省の大臣が工事の着工具合をみにやってきました‼‼‼
 
無事に完成しますように…
 
 

2015年2月24日火曜日

【観光】リマでの週末にしたい5つのこと -5 cosas que qiero hacer el fin de semana-

■リマでの週末にしたいこと①
ご褒美に美味しいものを素敵な人たちと食べる
 
金曜の夜はこっちでも華金です。
 
そして職場の同僚とそのお友達とごはんに!
リマに来て初めてのタイ料理
 
入口は鍵がかかっていて内装もかなりおしゃれでかわいい♡
けれどお値段はかわいくありません。
 
ひさびさに食べるタイカレー最高でした!
 
El viernes, fui al restaurante de Tailandia con mis compañeros y sus amigos.
Es primera vez para ir a restaurante Tailandia en Perú.
Curry Tailandia era muy rico!!!!



 
 
■リマでの週末にしたいこと②
リマをよく知る人とリマ市内観光
 
職場でガイドをしている方による、リマのセントロ(旧市街)ツアーをしてもらいました!
何もしらないと、「わーかわいい」とか「きれいー」と通り過ぎてしまう建物などにもいろんな歴史や背景があることを知れて面白かったです。
 
Fui al centro de Lima con mi conpañro que es guía!
Pude muchas lugares y historia de Lima.
Era muy interesante.
 
 
 
今日のガイドさん! 
 
★セントロ シビコ
centro cívico
 
今は高い建物が立ち並ぶリマだが、かつてはここが一番高いビルだったよう。
そして左にはグラウ広場に面した5つ星、最高級ホテルシェラトン。 
 
★最高裁判所
palacio de justicia
 
裁判所の前は大きな通りに挟まれた公園になっている。
広場の周辺はリマ美術館や、イタリアンアート美術館などが並ぶ閑静な文化地区に!

 
 
★クラブナショナル
Club Nacional
 
企業の社長など経済界での重要人物たちのみが入れる会員組織のよう。
 
★サン・マルティン広場
Plaza de San Martín
 
 ペルー独立運動に大きな功績を遺したサンマルティン将軍の騎馬像。

 
★グラン・ホテル・ボリバール
Gran Hotel Bolivar
 
歴史あるホテル!一度泊まってみたいなー! 



 
★大統領府
 Palacio de Gocierno de Peru 
 
衛兵の交代儀式は圧巻!!
 
★サン・フランシスコ教会・修道院
Igrecia yConvento de San Francisco 
 
バロックとアンダルシア風の建築様式を取り入れ、1546年から100年以上かけて建てられた教会は本当に美しい!!
メインの協会、12のチャペル、Catacumbas(カタクンバス:地下墓地)、修道院博物館からなる大きな建物。
ここの地下には植民地時代に葬られた一般市民の骨がたくさん…
見学できる地下1階部分だけでも25,000体もあるようです。
 
 
■リマでの週末にしたいこと③
ペルー料理に挑戦
 
普段は9:00-17:00で働き、通勤に約1時間半かかるため、なかなか毎日料理を作るのも大変
ということで私がペルーで気に入ったLentejarレンテハとよばれる、レンズマメの煮物に挑戦!
 
ニンニク、玉ねぎのみじん切りと、オレガノ、豚肉を炒め、レンズマメとひたすら柔らかくなるまで煮て完成!!
 
Normalmente, trabajo de las 9 a las 5. Y tengo que preparar mi comida todo los días.
Cocine la comida peruana, Lenteja!
 
 
 
 
■リマでの週末にしたいこと④
生活に必要なものをそろえる
 
特に強いパチャカマック遺跡周辺の紫外線。
r備員のおじさんは真っ黒な顔が真っ白になるくらい毎日塗っている日焼け止め。
早速私もいつも来ているベストの形に合わせて首の一部が真っ赤に…
 
ということで買いました。
 
SPF100!!
ボンドのように固く、伸びない…
これで真っ黒にならずにすむか!
 
 
la ultravioleta alrededor de museo de Pachacamac es muy fuerte.
Me queme una parte de cuello...
Por eso, compre el bloqueador de SPF100!!
 
 
 
■リマでの週末にしたいこと⑤
ひとり文化部(読書とケーナ)
 
ケーナを買いましたが、音がでません。
吹き方はフルートに似ていて、息をうまく入れないと音すらでないのです。
帰るまでにはふけるようになりたいな。
 
スペイン語の勉強もかねてスペイン語の本も読みたいな。
少しずつ。

Conpre la quena, pero ahora no puedo tocarla.
Antes de volver a Japón, quiero tocarla bien.
Además quiero leer libro en español para aprender español.
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 


2015年2月22日日曜日

【SEMANA2】マチュピチュの次のブームか!?2014年にインカの大事業、Qhapaq Ñan(カパック・ニャン)!!


昨年、2014年に世界遺産に登録された、Qhapaq Ñan(カパック・ニャン)

カパック・ニャンは、ケチュア語で「偉大な道」(El Gran Camino)という意味。

 
タワンティンスウユ(Tahuantinsuyo)として知られた政治、軍事、イデオロギー、行政プロジェクトの一部として、15世紀にインカ人が統合、建築した複雑な道路システムです。

 この道路網は、帝国内の情報通達、生活必需品の流通を可能にしました。

この道を通じて、クスコ(Cusco)から幾千キロも離れた距離にある地域を含む、インカ帝国の全領土の統治、管理が可能になったのです。また、この道は、チャスキス(Chasquis)と呼ばれる使者の送り出し、祖税の受け取り、移住労働者の受け入れ、兵士の訓練場所への移動にも使われていたようです。

カパック・ニャンは、アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルーの6か国にかかる壮大な道路網で、最新の調査では6万キロともいわれているようです。

これは実に地球1周半ものながさ!!!

1国だけでなく、6か国が一緒にまとまって申請したことは世界遺産認定40年間の歴史史上初のことだそうです。

信じられません。

そして、その道の途中になんとパチャカマック遺跡は位置しているのです!!

そして今週、私の受け入れ省庁である文化省に初めて館長と行ってきました。

 
パチャカマック博物館にはSPIというアメリカのNGOの支援も入っていてこの組織は遺跡やその周辺地域の活性化、住民の生活向上に関するプロジェクトの支援をしています。
 
ペルーではパチャカマック遺跡が初めての試みで、今回パチャカマックにほど近いHuaycan(ワイカン)という遺跡でもSPIのプロジェクトが始まることになり、その開会セレモニーも文化省で行われました。
 




 

 






2015年2月15日日曜日

【任地着任!】あれ??博物館がない!!??

リマ市から約30キロほど離れた場所にあるパチャカマック遺跡博物館。
ここが私の配属先。
 
が、しかし!!!
 
博物館がなーーーーーい!!
 
あれ?公式HPに載っていたあの立派な博物館は??
 
戸惑う私。
 
 
なんとリニューアル工事中で完成はまだ先のよう。
 
ある人は7月に完成すると言い、
またある人は9月か10月だという…。
 
とにかくまだ先だ。
 
 
今はみんなこのプレハブオフィスで仕事をしています。
 
快適です。
 
・・・・がとにかく暑い!!!
 
 
普段はこんな恰好で仕事をしています。
私のカウンターパートは建築家。
すごく優しく丁寧で、わかるようにゆっくりと話してくれます。
リマの人は話すのがとにかく早いので助かっています。
 
 
 
博物館はないけれど、遺跡は見学ができ、いろんなプログラムやアクティビティを実施しています。
 
 
まず、入口に入るとリャマがいます。
癒されます。
 


また、遺跡周辺は砂漠で、リマの中心街からかなり離れています。
 
ここは少し、リマの中でも貧困層の人々が暮らしています。
 
遺跡の重要性を伝え、守るため、博物館は遺跡周辺の子供たちの教育プログラムに力を入れています。
無料で子供たちを招待し、いろんなアクティビティを通し、遺跡の重要性を伝えているのです。
 
 
 

 
子供たちが制作したものです。
 
日本語が書かれているのはわたしより以前にきているボランティアの先輩がこの教育プログラムに関わっており、子供たちに教えていたためです。
 
そのため、私をみると、「日本人??」
とみんな目を輝かせ、
「ねーあなたの名前と家族のなまえ、わたしの名前を腕に日本語でかいて!」
 
という注文が殺到!!
いちやく人気スターバリにサインの嵐。
 
そして、日本語で「おはよう、こんにちは、おやすみを教えて」
となんとも勉強熱心で日本に関心をもつ子供たち。
 
これもきっと先輩がもたらしたよい影響なのだなあとしみじみ感じました。
 
日本人が知らない国に来てできることは限られているけれど、その一つの重要な役割である、日本と任国の橋渡し。
その重要性を感じた瞬間でした。
 
 
 
 
また、遺跡周辺の女性の経済向上のための支援もしています。
彼女たちに技術を教え、手作りのパチャカマックブランドのグッツ制作、販売のバックアップ支援をしています。


パチャカマックはペルー沿岸で1500年物間、重要な巡礼地であり、何千人もの巡礼者がペルー全土や周辺のボリビア、チリなどから訪れていました。
 
これはレプリカですが、パチャカマックを神を描いた木製の像(ídolo de Madera)です。
パチャカマックは地震をつかさどったり、未来を予言することができると信じられていました。 
 


そのため、奉納品をもった巡礼者たちはこの地へきていろんな祈りをささげました。
また、聖職者を通してパチャカマック神のお告げをきくため、何十日も待つこともあったようです。
巡礼者たちはここで踊ったり、歌ったり、食べたり、のんだりして日々を過ごしていました。
 
そのためここにはその当時の食べかすである貝殻や、奉納品の土器や織物、バックやミイラなど多くのものが発見されています。 
 
遺跡はかなり巨大で、約465ヘクタールの面積をほこります。
ここへの最初の定住は紀元前200年に遡ります。
インカ帝国よりもずっと前です。
 
 


 
ツアーで訪れるお客さんもいます。
しかし、この日のバスはガラガラ。
 
聞くと、「ああ、いつもこんな感じ」とのこと…。
 

 
 
ここに来る人を増やしたい。
 
私の仕事は、
 
①周辺の女性の経済支援のための技術指導と販売支援のサポート
②博物館完成前に来る観光客にその意義伝達、満足度向上のためのサポート
(どこにも博物館が工事中というインフォメーションがないため、来る観光客が驚き、満足度がさがってしまうことの解決策)
③新博物館のサービス向上、開会式を大々的にするための、イベント提案
 
 
カウンターパートが次にできる博物館をペルーいちの博物館にしたいという。
 
私もしたい!!
 
そのためにできることをすこしずつ、一歩ずつ考えていきたい。




【ペルー到着】都会リマで暮らす

 
2015年1月13日。
日本からヒューストンを経由し、リマに到着。
長旅でした。。
 

 命の次に大切なパスポートを抱え、いざ730日のリマでの暮らしが始まりました。
 
途上国を支援する青年海外協力隊…
リマは地元よりよっぽど都会です。
 
しかしながら町を歩くと貧富の格差も垣間見れます。

 
二週間半通った語学学校。
スペイン語習得への道のりはまだまだ長い道のりです。
 
 

 
ここから730日どんな生活を送れるか。