昨年、2014年に世界遺産に登録された、Qhapaq Ñan(カパック・ニャン)
カパック・ニャンは、ケチュア語で「偉大な道」(El Gran Camino)という意味。
この道路網は、帝国内の情報通達、生活必需品の流通を可能にしました。
この道を通じて、クスコ(Cusco)から幾千キロも離れた距離にある地域を含む、インカ帝国の全領土の統治、管理が可能になったのです。また、この道は、チャスキス(Chasquis)と呼ばれる使者の送り出し、祖税の受け取り、移住労働者の受け入れ、兵士の訓練場所への移動にも使われていたようです。
カパック・ニャンは、アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルーの6か国にかかる壮大な道路網で、最新の調査では6万キロともいわれているようです。
これは実に地球1周半ものながさ!!!
1国だけでなく、6か国が一緒にまとまって申請したことは世界遺産認定40年間の歴史史上初のことだそうです。
信じられません。
そして、その道の途中になんとパチャカマック遺跡は位置しているのです!!
そして今週、私の受け入れ省庁である文化省に初めて館長と行ってきました。
パチャカマック博物館にはSPIというアメリカのNGOの支援も入っていてこの組織は遺跡やその周辺地域の活性化、住民の生活向上に関するプロジェクトの支援をしています。
ペルーではパチャカマック遺跡が初めての試みで、今回パチャカマックにほど近いHuaycan(ワイカン)という遺跡でもSPIのプロジェクトが始まることになり、その開会セレモニーも文化省で行われました。
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