2016年4月2日土曜日

パチャカマック遺跡博物館、日本へ情報発信!

ペルー在住のライター、原田さんにパチャカマックへ来ていただき、記事にしてもらいました!!


http://blog.hankyu-travel.com/kaigai/latin-america/peru/201603187017.php



原田さんのブログはペルー在住のひと、ペルーを訪れる人に大変役立つ幅広い情報が掲載されています!

http://www.keikoharada.com/

ペルー国内のレストランランキング
はたまたペルー大統領選挙について
観光情報、政治、ペルーの日常などなど。

ペルーに来る前にぜひチェックしてみてください♪

2016年3月17日木曜日

新パチャカマック遺跡博物館に行くまえに知っておきたい3つの注目ポイント

1965年、Arturo Jimenez Borja さんによって初めて建設されたパチャカマック遺跡博物館が50年ぶりにリニューアル。

この際もう一度行ってみようというあなた、また初めていくというあなたも知っておきたい見どころ3つご紹介します。


注目ポイント1
「巡礼の目的であったパチャカマック神の木製の偶像とそれが隠されていた扉」
彩色神殿で発見されたこの木製の偶像。パチャカマック神は未来や地を司る神としてしられ、パチャカマック神の頭が少しでも動くと地震が起きると信じられていました。

idolo del pachacamac del museo


注目ポイント2
「プレヒスパニック農園とインカの館を間近にみる新散策路!」
ペルー伝統野菜、植物をみながらインカ時代に重要であった選ばれた処女たちの館の脇を通る新たなコース


acllawasi y chacra


注目ポイント3
「巡礼者たちに想いをはせる巡礼路」
巡礼者が体を清めたのちに神に祈りをささげるために通った神聖で重要な道。
通常の観光では通れない考古学好きにはたまらない特別コース。

la ruta de los peregrinos



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Museo de Sitio de Pachacamac
住所:Antiguo Carretera Panamericana Sur 31,5Km, Distrito Lurín
営業時間 火~土 9:00~17:00 日9:00~16:00(月曜休館)
入場料 10ソーレス
(チケット販売は営業終了30分前まで)
現地ガイドフィー 1グループ20ソーレス
巡礼者の道…別途お一人様20ソーレス(要事前予約、1グループ15人まで)

50年ぶりついに完成!パチャカマック遺跡博物館




しばらく更新さぼってました。
着任して、博物館のサービス改善という名目できた私。
来てみたら博物館がなかった2015年1月。

10月には絶対完成といっていた博物館の開館式は11月に延期され、1月になり、ようやく2月15日に開館式を迎えた。

パチャカマック遺跡博物館は今から約50年前に建設された。

首相、文化大臣も出席し、たくさんの取材陣も訪れた。

(ペルー国営放送の模様)
https://www.youtube.com/watch?v=_tONe7jOX0Y 

館長が挨拶し、文化大臣、首相の挨拶。ついに待望の開館だ。

そのあとパチャカマックをイメージしたバレエのパフォーマンス


そして新博物館内の見学





新博物館には新たなパワーアップされた売店、カフェも併設
この売店ではペルーの伝統工芸、博物館の周辺コミュニティの女性たちの収入向上のためのプロジェクトでの商品販売をしています。
また追って紹介します。



2015年5月8日金曜日

【イベント案内】国際博物館の日!!

5月18日は国際博物館の日だと知っていますか?
「国際博物館の日」は,博物館が社会に果たす役割を広く普及啓発することを目的として,ICOM(イコム。世界の博物館関係者で組織される国際博物館会議)によって1977年に制定されたものです。
 この活動に賛同する世界中の博物館では,5月18日を中心に,無料開館,記念品の贈呈,地域連携事業,講演会等,様々な記念行事が行われます。 http://network.icom.museum/international-museum-day

今年のテーマは 〝Museums for a sustainable society” 
「持続可能な社会のための博物館」

 私の働くパチャカマック博物館では5/16(土)国際博物館の日のイベントとして特別ツアーを実施します!!
 普段入れない場所にもいける1日限定の無料ツアーです。(人数限定)

1回目…10時~11時/2回目2時~3時

 内容
●パチャカマックにいる動物を知る(リャマやアルパカ、クイ、毛のないペルー犬)
●プレヒスパニック時代の農業を知る
●パチャカマック巡礼地で選ばれた女性たちが暮らしたACLLAWASIを知る
●周辺コミュニティとのプロジェクトを知る お近くの方はぜひご参加ください♪

 日本にいる方は日本でもいろんなイベントが開催されるようです!
これを機会に博物館を訪れてみてはいかがでしょうか!!

【チャレンジ】リマでのマラソン大会!



更新がおそくなってしまったけれど、

4月28日(日)National Geografic 主催のマラソン大会に出陣!!

コースは4キロと8キロの2コース。

今回は8キロ走ることに!!

San Borjaにあるランニングコースを含む8キロ。

前日にキットを受け取りに行き、Tシャツやシリアルバーをゲット!

今日は朝からお祭りのようで、キャップも無料配布。

日本ではあり得ないけれど、車が完全に通行禁止にはなっていず、警察官が交通整理!
あまり事前告知をしてないこともあり、しらなかった運転手達はなかなか前に進めない苛立ちからクラクションとブーイングの嵐。笑

さらにはマラソンコースも完全に管理されていないことから登録してない人たちも一緒に走ってたりして。笑

無料配布のものはすぐに終了。
Tシャツも大きいサイズからなくなる。

さすがペルー!笑

でも久しぶりに走ってすごく気持ちよかったーー!!

来月にも別のマラソン大会が!

来年にはフルに挑戦したいなー🎶

2015年4月16日木曜日

【別れのとき】家族と離れて暮らすということ





先日、長年病気で倒れていた祖母が亡くなったという知らせを受けました。

私が小学生の頃に倒れてから何年も左半身が動かず寝たきりの生活。
それでもよく食べてよく話すおばあちゃんでした。

訓練中に再び容態が悪くなり、話せなくなり、ご飯も食べれなくなってしまいました。

協力隊に来る前に病院に行き、別れの挨拶をした時。

意識がないはずのおばあちゃんに、
「ペルーに行ってくるよ。またね。」
と伝えると、わたしの方におばあちゃんが何度も手を振ったのです。

涙が止まりませんでした。

私との最期の時だと知っていたかのようでした。


協力隊という日本を離れる二年間。
簡単には日本に帰れない。

二年という歳月は変わらないこともきっと多いけど、
変わることだってきっとたくさんある。

毎日を大切に過ごしたいと改めて思った。
大事な人を大切にしたいと改めて思った。


2015年3月8日日曜日

【SEMANA4】文化省の倉庫に引きこもる。 出土品を保存、保護するということ

今週は毎日文化省の倉庫に引きこもり、
遺跡から発掘された出土品の状態チェックとその保存の作業のお手伝い
 
 
 
今パチャカマック遺跡の博物館が立替工事中のため、出土品を納めておく場所がありません。
 
そのため文化省の倉庫にその品をきちんとした状態で保存するため、段ボールを空け、
中の出土品が湿ってかびていたり、虫が入っていたり、壊れてしまっていないか…
などなど一つずつ丁寧にチェックしていきます。
 
なんとパチャカマック遺跡から見つかった出土品は1,000点以上…‼‼‼
 
パチャカマック遺跡はパチャカマック神を信仰する人たちの巡礼の地であったため、
ペルーはもちろん、エクアドルやボリビア、チリ、アルゼンチンなど周辺の国からも
信者たちが来ていました。
 
そのため神様にささげる奉納品がたくさん発見されています。
 
織物や陶器。
凝った柄や模様、人の顔や魚などすごく可愛らしいものがたくさんあります。
 
そして中には赤ちゃんや犬などが布に包まれ発見されています。
 
一点、一点、出土品には番号がつけられ管理されています。
 
こんな重要な作業を手伝わせていただけるなんて信頼あってのこと。
 
絶対に割ったり、壊したりしないよう神経をとがらせて
慎重に、慎重に…。
 
 
 
いま手に取っているものが
何千年も何百年も前の人たちが神様のために作ったかと思うと、
何百年か前に生きていたかと思うと、
すごくぞくぞくして。
 
ロマンがあるなあと…
 
考古学の魅力を実感した一週間になりました。
 
そしてこの遺跡をより大切に、この魅力をより一層発信していきたいという
モチベーションにもなりました!