今週は毎日文化省の倉庫に引きこもり、
遺跡から発掘された出土品の状態チェックとその保存の作業のお手伝い
今パチャカマック遺跡の博物館が立替工事中のため、出土品を納めておく場所がありません。
そのため文化省の倉庫にその品をきちんとした状態で保存するため、段ボールを空け、
中の出土品が湿ってかびていたり、虫が入っていたり、壊れてしまっていないか…
などなど一つずつ丁寧にチェックしていきます。
なんとパチャカマック遺跡から見つかった出土品は1,000点以上…‼‼‼
パチャカマック遺跡はパチャカマック神を信仰する人たちの巡礼の地であったため、
ペルーはもちろん、エクアドルやボリビア、チリ、アルゼンチンなど周辺の国からも
信者たちが来ていました。
そのため神様にささげる奉納品がたくさん発見されています。
織物や陶器。
凝った柄や模様、人の顔や魚などすごく可愛らしいものがたくさんあります。
そして中には赤ちゃんや犬などが布に包まれ発見されています。
一点、一点、出土品には番号がつけられ管理されています。
こんな重要な作業を手伝わせていただけるなんて信頼あってのこと。
絶対に割ったり、壊したりしないよう神経をとがらせて
慎重に、慎重に…。
いま手に取っているものが
何千年も何百年も前の人たちが神様のために作ったかと思うと、
何百年か前に生きていたかと思うと、
すごくぞくぞくして。
ロマンがあるなあと…
考古学の魅力を実感した一週間になりました。
そしてこの遺跡をより大切に、この魅力をより一層発信していきたいという
モチベーションにもなりました!